【初心者向け】ボレーの打ち方について解説!上手に打つコツは3つ

ショットスキル

ボレーってむずくね?

テニスを始めて少し経つとこう感じる人は多いはず

僕自身テニスを始めて5年経ってもそう感じていたわけですが、この記事では

・ボレーってどうやって打つの?

・強く打つの?弱く打つの?

・使う意味ある?ストロークできれば良くない?

こういった悩みに答えながら

初めのうちはココを押さえておけばOK!

という内容で書いていこうと思います

20年間もテニスをやってきてるので、その知識を総動員して

・ボレー簡単!

・ボレー楽しい!

と感じてもらえるように書いていきます

では書いていく!

ボレーの打ち方のコツ⓪:「ボレー」とはどんなショットか

そもそもボレーってなんなの?

球技に携わってきた方なら耳馴染みがあるかと思います

サッカーでも「ボレーシュート」というものがあるように「ボレー」という言葉はそれほど珍しいものではありません

テニスではワンバウンドさせてからのショットが一般的ですが、ボレーは「バウンドさせずに打つショット」のことです

※相手のサーブはボレーで返球してはいけませんよ

まだルールよくわかんないよ!

って方のために「テニスの基本的なルール」を紹介してるので読んでみてください

ボレー解説打ち方のコツ①:グリップ(ラケットの握り方)

どんな握り方でも打てるの?

ラケットの握り方?なんでもいいんでしょ?

結論:どんな握り方でも打てる!けど推奨する握り方はあります

よくストロークと同じグリップでボレーをしている人を見ます

そういう人でもめちゃくちゃ上手に打つ人もいるんです

なんだそれなら好きなグリップでやっちゃお♪

と、このゴリラ君なら言うところなんですが

確かにストロークのグリップで上手に打つ人はいるけどそれは「匠の技」です

膨大な練習量で習得したものなので真似しようと思ってもなかなかできるものではありません

ハイレベルな打ち合いになるほど適していないグリップでのショットだと精度に限界がきます

推奨グリップ

・コンチネンタルグリップ(推奨)

・イースタングリップ(準推奨)
※ゆくゆくはコンチネンタルを目指そう!

打ってもらうとわかるんですが、始めのうちはコンチネンタルグリップでのボレーは正直打ちにくいです

でもコンチネンタルグリップでのメリットはたくさんあるんです

メリット

・低い打点でのショットが打ちやすい

・高い打点での有効打点の幅が広い

・回転をかけてボールスピードをコントロールできる

デメリット

・慣れるまでは打ちにくい

・ストロークからボレーに移る時に握り方を変えなければいけない

グリップについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、それぞれの握り方の特徴を見てみてください

ミスってもいい!握り方に慣れよう

というわけで練習は絶対に必要です

この持ち方に違和感を覚える方はおそらく9割くらいになるわけなんですが、それでも慣れるまでトライしましょう!

正しい打ち方ができれば楽に飛ばすことができます

握りづらいと力入らんじゃん・・・

ボレーは強く打とうとしなくていい

握り方に慣れる練習は一人でできる

テニスは個人競技なので相手が一人でもいれば練習できる!

逆に言えば壁打ちでもない限りは一人は相手の人が必要になります

ただこの「コンチネンタルグリップ」に慣れることに関しては一人でできます

一人でボールつき

これです

コンチネンタルグリップでひたすらボールつきをします

練習になるの?

とゴリラなら思うわけですが、意外と繊細な感覚を養う良い練習になります

具体的には

・面の向きをキープ

・当たる時の握り込みでボールを飛ばす

・大きく引かないで当てる

・ボールを引きつける

どれもボレーを打つ上ではとっても大事なことなので、初心者の方はぜひ取り組んでみてください

ボレーの打ち方のコツ②:腕の使い方

今回は推奨している「コンチネンタルグリップ」での打ち方を想定して解説します

他の握り方だと飛ばしやすい打点が違うので、体の使い方も変わってきます

面の向きを最優先にしよう

ボレーで一番気をつけないといけないことは「面の向き」です

そりゃ気をつけないといけないでしょw

このゴリラが思っているような次元じゃないくらい大事です

それではなぜそこまで面の向きに気をつけなければならないのか

それは

・相手との距離が近いため、ボールを打たれてからの時間が短い

・相手コートのベースラインが近い

・打ち損じると大ピンチになりやすい

そもそもストロークでは相手との距離があるためゆったり時間をとって準備・タイミングをとることができます

ボレーはそれができません

打ち出されたボールに素早く反応し、アウトをしないように面を作る必要があります

また、ネットしないために面を上に向けすぎると相手の強打が飛んできて怖い思いをします

初心者同士のフルパワーでのショットはマジで危ないよ!

重大な事故につながりかねないので本当に気をつけてください

手首の角度は直角に

ラケットと腕が90度になるように手首を曲げる

ゴルフでよく言う「コック」させた状態です

ラケットは先端を大きく動かすほどボールが飛びやすくなります

手首を意識することで

・ラケットの先端が下がりにくい

・早いスイングになりにくい

・スライス回転(バックスピン)をかけやすい

といったメリットがあります

ボレーにおいてはラケットを速く動かそうとすることは危険です

じゃあボレーは強く打てないんだね

そんなことはありません

相手のボールの勢いがあれば握り込みのタイミング次第で早いボールで返球することができます

腕は前へならえ!

先ほども言いましたがボレーは相手が打ってからの時間が短いです

テイクバックをとっていると間に合いません

腕は「前へならえ」をするように前に出しておきましょう

相手のボールがよほど低いとき以外はこのようにラケットの先端が斜め上を向いていると良いです

あとはボールの通り道にラケットをセット

焦らずにゆっくり打ちたい方に腕とラケットを出していきます

ボールの斜め下に当てよう

ネットミスをしないためにも少しだけボールを上に打ち返せると良いです

イメージは

ボールの斜め下を当てる

さらに細かく言うと

ラケット面は少し上向きに(グリップエンドがラケットヘッドより少し前)
↓
ボールが打点に来るタイミングで腕を少し下げながら前に出す(ゆっくり)
↓
ボールの斜め下をタッチ

この動きを意識することでボールにスライス回転がかかり、ボールの飛び過ぎを抑えます

スライスかけまくればアウトしないんじゃない?

そうすると今度は振りが大きくなってしまいミスヒットが増えます

ボレーではないけどスライスの特徴に触れている記事もあります

なんにしてもボレーはミスヒットをどれだけ減らせるかです

ボレーの打ち方のコツ③:脚の使い方

面の向きが最重要と言いましたが、ボールに対して正しいポジションが取れていることが大前提です

体から極端に遠い状態で打とうと思うとやはり面の向きはうまくコントロールできません

ボールとの距離感は打ちながら調整を重ねてみてください

腕が前ならえできる距離感です

ボールをインパクトする時は足はどうなっているか

後ろ足:打ちたい方向に対して横向き

前足:打ちたい方に対して斜め向き

まずは足の向きを気をつけてみましょう

特に後ろ足が正面を向いているとボールをストレートにコントロールするのが難しくなります

前足はいつ出すのか

腕を動かし始める前に踏み込み始めましょう

しかし注意しなければいけないところが

着地のタイミングは急がない

と言うことです

着地が早いとどうなるの?

着地が早いと脚でボールを運ぶことができなくなり、ラケットを振りたくなります

下の図のように踵から静かに地面につけていくとゆったり脚を出せます

・面の向きをずらさない

・腕を振らない

これを忠実にこなすためにも脚の使い方は非常に大事になります

まとめ:まずは遊び感覚で楽しもう!

というわけで、ボレーの打ち方についての解説でした

「こう打たなきゃダメ!」とか「こう持たなきゃダメ!」ということはないですが、癖のある打ち方になってしまったり難しいボールに対応できなくなってしまうことが多いので、グリップは大事です

ただ、何よりボレーでミスが混んで練習したくなくなってしまっては意味がありません

まずは簡単なボールつきからでも良いので遊び感覚で取り組んでみてくださいね!

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