ドロップショットとはどんなショットか？
ドロップショットは相手コートのネット近くに短く落とすショットです
自分が打たれたことを想像じてみましょう
ベースラインからネットまで12m弱
ただ走るだけならなんてことないですが、不意に走らされてからボールを返球しないとなると案外難しいものです
どんな時に打つのが望ましいか
・ベースラインよりも後ろにポジションを取っている相手を走らせたい
・自分がネット付近から返球するときにアウトしないように打ちたい
・相手にボレーをさせたい相手を走らせたいとき
基本的に動いてからのショットは止まって打てる状態よりも難易度は上がります
特に左右の動きより前後の動きの方が慣れるまでに時間がかかります
相手が後ろにポジションを取っていてなかなか崩せない時に使ってみましょう
自分がネット付近から返球をするときにアウトしないように打ちたいとき
自分がネットの近くから打つ時、強く打つと当然アウトのリスクが出てきます
そこでドロップショットを打つことで、自分はアウトせず相手を走らせることができます
さらに自分が打つポジションによってバウンドの後のボールの弾み方は
ネットを越える強さで打つため、バウンドの後奥に飛びやすい
弱い力でネットを越せるので、バウンドの後奥に飛びにくい
このような特徴があるので、ネット付近からのドロップショットはより効果的になります
相手にボレーをさせたい
これはドロップショットを取らせてからの展開を想定したものです
相手のストローク力が自分より強いとき、ストロークで勝負を仕掛けるのは難しいです
相手が得意な土俵でプレーさせないために前におびき寄せてボレー対ストロークの展開にします
ただし、ドロップショットが甘くなると相手のチャンスボールになるため気をつけなければいけません
ドロップショットを上手く入れるコツ
ドロップショットはボールの弾み方が非常に重要です
相手側（奥）に大きく弾むと楽に取られちゃうし、でもそもそもネットは越えるように打たなきゃいけないし
ということで繊細なショットです
まずドロップショットの考え方として
・相手に取られてもいい
・相手を走らせることができればOKこの考え方を忘れないようにしましょう
絶対にドロップショットで決めるんだ！
これは相当タッチの感覚と打つタイミングが良くないと難しいです
上手く入れるコツ① 高さを出す
一つ目のコツは、高さを出すということ
低い打球の特徴として
・ネットのリスクが高くなる
・バウンド後、奥に跳ねてしまうなるべく真上にバウンドさせて相手を走らせたいので、バウンドの後の軌道は重要です
上手く入れるコツ② スライス回転をかける
これもバウンドの後、ボールが奥に行かないようにするためのポイントです
回転量が多ければバウンドの後、自分のコート側に弾むこともあります
しかしスピン量を多くしようと思うとスイングが大きくなるため安定させるのは難しいです
ほどほどのスピン量で大丈夫です
ドロップショットの打ち方
グリップ
スライスをかけたいのでコンチネンタルグリップです
グリップの持ち方についての記事も書いているので、持ち方について詳しく知りたい方は読んでみてください
テイクバック
感覚としてはボレーと似ています
バウンドさせてからボレーをするイメージで
・面を前向きにセット
・ラケットヘッドを立てる
・ボレーと同じようにコンパクトにフォワードスイング
ドロップショットは優しいタッチにする必要があります
ボールの強弱にはインパクト以外の要素も大きいです
テイクバックとフォワードスイングを意識することで優しいインパクトを迎えることができます
・グリップエンドから動かす
・ラケットヘッドは遅らせて動かすインパクト
もちろんインパクトの時の感覚も大事です
具体的には
・握りは強すぎず弱すぎず、相手のボールに打ち負けない程度に握る
・ボールの丸みを撫でるようにボールの後ろから下に向かってラケットを入れるフォロースルー
とにかく優しいタッチです
大きくフォローせずにコンパクトに振りましょう
ボールが飛びすぎる要素を消そう！
スイングスピード
そもそもスイングがかなりコンパクトなので速くても遅くてもそれほど強いショットにはなりませんが、まずはゆっくり振るようにしましょう
面の向きと打球方向・出力のイメージをつけることが大事です
慣れてきたら回転量を少し上げるためにスイングスピードをあげても良いです
練習は他のショットより取り組みやすい！
さて練習方法ですが、テニスはコートが広いため練習するにも広いスペースを必要とします
しかしドロップショットは優しいショット
さらにネットまでの距離が短い時の方が打ちどきなので、練習する際にもスペースは狭くても大丈夫です
打球が壁に当たる前に最長点に達して、落ちながらネットの高さのラインの少し上に当たる強さで練習
コートでドロップショットを打つ時もこの感覚は大事です
ネット手前で打球が最長点に達する力加減を覚えましょう
球出しの係と打つ係に分かれる
5mほど離れて正面から手で投げられたボールをワンバウンドさせてから優しく打つ
頭より高い軌道で打ち、相手にノーバウンドでキャッチさせる
近い距離にいる相手に対して高さを出してノーバウンドでキャッチさせることで、強制的に優しいタッチにさせます
まとめ
ドロップショットは一撃必殺のショットに見られがちですが、相手を崩すショットです
ドロップショットを取らせた次のショットで決めるくらいのつもりで打てると良いです
まずは優しいタッチができるように繰り返し反復練習をしてみましょう！
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