さてテニスのレッスンを受けたことがある人なら1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか
ラケットの持ち方は人それぞれですが、全員共通して『コンチネンタルグリップ』が適した場面が必ずあります
慣れない持ち方と言うこともあり敬遠されがちですが、今回はそんな皆様に
コンチネンタルグリップの持ち方・特徴について解説をします!
持ち方
まずグリップをどう持つとコンチネンタルグリップとなるかです
テニスラケットのグリップは8角形で、どこを持つか・どこに手のひらを当てるかによってグリップの名称が変わります
手のひらの人差し指付け根部分が「ナックル」
掌底の外側が「ヒール」と言われています
この「ナックル」と「ヒール」の当て方によりグリップが決まります
コンチネンタルグリップの握り
上のグリップの図をもとに、ヒールとナックルが当たる位置を決めます
コンチネンタルグリップの握り方は
「ヒール」①
「ナックル」②
握った時に人差し指と中指の間隔を少し開けます
「包丁を持つように握る」とか「トンカチを使うように持つ」など表現方法はいろいろです
なんとなくではなく、このように基準を決めて持つようにすることで毎回同じ持ち方にしましょう
コンチネンタルグリップで打つショットの特徴
グリップによってショットのスピードの乗りや回転のかかり方が変わります
コンチネンタルグリップの特徴
コンチネンタルグリップでのショットでは、トップスピンがかかりにくくボールが飛びやすいです
・ボールを遠くへ飛ばせない
・浅くなってしまう
このような人におすすめ!
コンチネンタルグリップ推奨のショット
・スライス回転のショット全般
(スライスストローク、スライスロブ、ドロップショット)
・ボレー
・スマッシュ
・サーブ
これらのショットは回転のかけやすさや打点の柔軟性から小ンチネンタルグリップが適しています
スライスのメリット
スライスを打てるとボールのスピード感・跳ね方が変わります
相手からするとリズムを崩され、うまくヒットすることが難しいです
スライスストロークの打ち方について知りたい方はこちらをご覧ください
サーブ・スマッシュにおけるコンチネンタルグリップの重要性
慣れない持ち方のためストロークのグリップでサーブやスマッシュを打つ方をしばしば見ます
確かに落ちてくるボールに対してラケット面を広く準備でき、フラットに当てられるので気持ちよく飛んでいきます
しかしこれではショットの軌道がズレた時に簡単にアウトしてしまいます
また、ボールをコントロールできる打点が極めて狭いため、正確にボールへのポジションを取れていないと安定させることは難しいです
コンチネンタルグリップの場合は
・回転のかけやすさ
・打点の柔軟さ
この2点が優れています
サーブとスマッシュでそれぞれ重視したいところは
サーブにおいては『ファーストサーブで強く打ち相手を崩す、セカンドサーブはフォルトしない』が原則です
特に『セカンドサーブはフォルトしない』という点において回転は必須です
スライスサーブ・スピンサーブをコントロールできるようにするためにも、コンチネンタルグリップで打つ必要があるのです
スマッシュは相手からのボールに対して打点やポジションを調整する必要があります
必ずしも毎回ベストな体勢で打てるということはありません
コンチネンタルグリップで持つことにより、多少難しいポジションや状態からでもボールをコントロールできるようになります
得意なグリップとコンチネンタルグリップを使い分けよう!
スライス系ショットやストローク以外のショットではコンチネンタルグリップが必須です
しかし、ベースラインでのストローク戦においてはやはり強く打つとアウトのリスクがあるため、積極的に振り抜くことができません
ストロークラリーは自分にあったグリップで、それ以外のショットはグリップチェンジしてコンチネンタルグリップで打つことを目標としましょう!
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